松山沖で発生の自動車運搬船座礁事故 国の運輸安全委が調査官を派遣【愛媛】
松山市沖で座礁した自動車運搬船
愛媛県松山市の二神島の沖合で21日に発生した自動車運搬船の座礁事故について、国の運輸安全委員会は、調査官3人を派遣したと発表しました。
この事故は21日の午前1時すぎ、今治市の春山海運が所有する自動車運搬船「すおう」、1万1千675トンが松山市の二神島の沖合で岩に乗り上げ、座礁したものです。
運搬船の乗組員ら12人は全員救助され、油の流出はなかったものの、船は無人のまま、9時間以上にわたって漂流。
海上保安部が近くを通過する船舶に注意を呼び掛ける事態となりました。
これを受け、22日、国の運輸安全委員会は、船舶事故調査官3人を松山海上保安部に派遣したと発表しました。
今後は情報収集をした上で調査の方針を決め、船体の確認や乗組員への聞き取りを行いながら事故の原因などを調べていく予定です。