世界でも珍しい現象「肱川あらし」今シーズン初観測 長浜で今季最低気温11.2℃を記録【愛媛】
冬の使者の到来です。大洲市の肱川の河口に霧が押し寄せる神秘的な現象「肱川あらし」が25日朝、今シーズン初めて観測されました。
大洲市長浜で発生する「肱川あらし」は前日との寒暖差が大きく、晴れた日の朝に上流の大洲盆地で発生した霧が肱川をつたって伊予灘に流れ出す、世界的にも珍しい現象です。
初観測は去年より5日遅く、初日の発生規模としては大きいということです。
けさの長浜は、11.2℃と今シーズン最低気温を記録。
肱川に架かる長浜大橋では小学生たちが肱川あらしの冷たい風に肩をすぼめながら登校していました。
ある児童は「肱川あらしが出てくると冬が始まるなという感じです」と話していました。
「肱川あらし」は3月上旬ごろまで、条件が整った日に発生するということです。