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愛媛マラソン優勝者に贈られる名誉のしるし「月桂冠」が地元産に!

2024年1月23日 18:46
愛媛マラソン優勝者に贈られる名誉のしるし「月桂冠」が地元産に!

2月11日に開催の第61回愛媛マラソン。優勝者に贈られる‟名誉のしるし”が新しくなって登場します!

1万人を超えるランナーが早春の伊予路を駆け抜ける!来月11日(日)第61回愛媛マラソンが、開催されます!

今回の大会で新しくなる‟名誉のしるし”。

それは…優勝者に贈られる「月桂冠」。古代ギリシャで競技の優勝者などに名誉のしるしとして与えられたもので、葉のついた月桂樹の枝を編んで作られます。

これまでは、大会事務局が業者に発注したものを授与していましたが…

Q.月桂冠を作ろうと思ったのは?
今岡弘さん:
「植えた時やな、5~6年くらい前かな」

今回、松山市・余土中学校前の『盲天外通り』に立つこちらの月桂樹を使って作ることになったのです。

病気で失明しながらも、松山市余土地区の発展に奮闘した森盲天外が余土村の村長を務めた明治30年代。余土地区では、地域の若者たちに土地を耕す技術を磨いてもらおうと、牛を使って田畑を耕す速さや美しさなどを競う、『競犁会』が開催されるようになります。

この大会で優勝者に贈られたのが、余土地区の月桂樹を使った月桂冠だったそうです。今岡さんは、このエピソードを後世に伝えていこうと5年前、月桂樹を植樹。今回初めて、立派に育った月桂樹を使って、栄冠を作り、寄贈することになったのです。

今岡さん:
「言葉にできないような感動があります。「自分自身が経験頂いたような感じやね。最高の栄誉、ひとつの価値が生まれるということはね」

かつて‟耕うん技術ナンバーワン”に贈られた‟松山産の栄冠”。

愛媛マラソンでは、誰の頭上を飾るのでしょうか?!