笠岡市 財政赤字改善に向けプラン発表
中期財政見通しで、むこう10年でおよそ100億円の赤字が懸念される、岡山県笠岡市。財政赤字の改善に向けたプランを発表しました。
笠岡市が今年8月に発表した試算では、物価上昇などに伴って、来年度から10年間の収支はおよそ100億円の赤字に。さらに財源不足を穴埋めする、市の貯金にあたる財政調整基金の残高も、来年度中にゼロになるとしました。
今日(18日)、栗尾市長が発表したのが、年間13億円の収支改善を目標にしたという具体的プラン。特に大規模ハード事業では、JR笠岡駅南の整備をはじめ、公営住宅の建て替えなど12項目で凍結や時期を見直し、200億円以上を捻出する計画です。
更に来年(2025年)1年間は市長報酬の10パーセントカット、職員の管理職手当の削減などにも踏み切って、「年平均2億円」の黒字化を目指すとしています。市は希望をもって働いて生活できる街づくりにむけて、今月(11月)22日から1か月間、プランに関するパブリックコメントを募る予定です。