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車両や船舶の安全点検 年末年始にあわせ

2024年12月11日 16:19
車両や船舶の安全点検 年末年始にあわせ

 人の移動や物流が増える年末年始の事故を防ごうと、全国一斉の輸送に関わるトラックや船の安全総点検が、今日(10日)から岡山、香川でも始まりました。

 この内、岡山市中区の岡田商運では、中国運輸局岡山運輸支局の職員が、トラックの日常点検や従業員の健康状態の管理を視察しました。

 岡山県では今年度、3件のタイヤの脱落事故が起きています。タイヤの交換をきっかけに脱落事故が起きていることもあるとして、冬用タイヤの履き替えの際の注意を呼びかけていました。

 またトラック運転手の労働時間が規制される、いわゆる2024年問題の取り組みを担当役員から聞き取っていました。岡山運輸支局は来年(2025年)1月10日までに、バスや船舶会社など11の事業者を巡回し、事故防止を呼び掛けるとしています。

 一方、香川県でも高松港で、今年10月に就航したばかりの「第三しょうどしま丸」に、四国運輸局と高松海上保安部の職員およそ20人が点検に入りました。2022年に起きた北海道・知床での遊覧船事故を受け重点項目となった「気象による運航可否の判断」を、文書点検や聞き取りで確認した他、救命設備の点検も行いました。

 香川県内の海上交通関係では14事業者に立ち入り点検が行われる他、鉄道やバス、タクシーなど陸上輸送の事業者に対しても、来月(1月)10日まで点検・指導が行われます。

最終更新日:2024年12月11日 16:19