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【新規路線】静岡空港に「香港線」就航・第一便到着し関係者が出迎え歓迎…インバウンドの経済効果に期待

2024年12月17日 16:58
【新規路線】静岡空港に「香港線」就航・第一便到着し関係者が出迎え歓迎…インバウンドの経済効果に期待

17日午後1時半ごろ、香港から静岡空港に香港エクスプレスの第1便が到着しました。

到着ロビーでは、ちびまる子ちゃんが出迎えたほか香港線の就航を記念し、県や空港関係者らが横断幕を掲げ、約170人の乗客に記念品を配って歓迎しました。

新規路線となる香港線は静岡空港と香港国際空港を結ぶ初の定期便。

静岡空港の国際線はこれまでソウル・上海など4路線が就航していて、きょう新たに香港線が加わったことで5路線となりました。香港線は毎週火・木・土の週3往復で静岡空港から約5時間で香港に到着します。香港からの旅行客に静岡へ来た目的を聞いてみると。

(香港からの旅行客)
「5日か6日滞在する、静岡に来るのは初めてです。富士山を見るのが楽しみ、ちびまる子ちゃんが好きです」

(香港からの旅行客)
「東京には行ったことがあるが、富士山を見るために静岡に来た。熱海で温泉に入ったり、買い物をしたり、刺し身を食べたいです」

2009年に開港した静岡空港。コロナ禍前には中国路線だけで8路線、週33往復運行するなど中国線を中心ににぎわいをみせていましたが、2020年に新型コロナウイルスが流行し国際線・国内線ともに全便欠航となりました。その後、コロナ禍により国際線の再開のめどが立たない状況が続きましたが、2023年2月、約3年ぶりの国際線となる韓国とのチャーター便が運航。その翌月にはソウル線の定期便も再開し”国際線本格再開”の兆しを見せました。こうしたなか、17日、新たに就航した香港線。静岡空港の西村 等社長は「静岡へのインバウンド効果が期待できる」と話しています。

(静岡空港 西村 等 社長)
「香港線はほとんどインバウンド。静岡をいろいろ回っていただける部分もあると思うので、経済波及効果は非常に高いかなと思います」「いま飛んでいる中国・韓国・ソウル含めて東アジアや東南アジアは狙っていきたいと思いますし、ベトナムやタイは積極的にアピールしている。最初はチャーター便になると思うが将来的には定期便をぜひ実現していきたい」

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに ”香港の魅力”について聞きました。

(航空・旅行アナリスト 鳥海 高太朗さん)
「香港は夜景と食事。この2つが非常にすばらしいものがあります。百万ドルの夜景といわれる香港ですがスターフェリーという九龍側と香港島側を約10分くらいで巡る船があるのでそういったところから夜景を楽しむのが非常に素晴らしい」「また飲茶やタンタンメンであったりマンゴープリンやエッグタルトなど非常に食が充実している」

また、今回の香港線の就航によるメリットは、”香港への旅行”以外にもあるといいます。

(航空・旅行アナリスト 鳥海 高太朗さん)
「香港エクスプレスは、香港から日本だけでなくて、東南アジアの路線が非常に充実しています」「香港だけでなくて、乗り継いで他の国にも気軽に行くことができる。たとえばタイのバンコクやシンガポール、マレーシアそういったところにも気軽に飛ぶことができる」

インバウンドによる経済効果が期待される静岡空港の国際線、17日から新たに加わった香港線が、どういった効果をもたらすのか期待が集まります。

最終更新日:2024年12月17日 16:58