静岡・長野県境を結ぶ“難工事” 三遠南信自動車道・青崩峠トンネル完成 所要時間は6分に短縮
浜松市と長野県をまたぐ三遠南信自動車道で国内屈指の難工事とされた「青崩峠トンネル」の本坑が完成し、式典が開かれました。
(西尾 拓哉 記者)
「こちらのトンネルは地質がもろいことに加え、トンネルにかかる圧力が大きく、国内屈指の難工事と言われたそうです」
式典には、トンネルの施工業者や自治体の関係者らが出席し毎年、県境で開かれる「峠の国盗り綱引き合戦」のパフォーマンスも披露されました。
浜松市天竜区水窪町と長野県飯田市をまたぐ青崩峠トンネルは2019年に本坑の工事に着手。通常よりコンクリートの強度を高めるなど工夫し、およそ6年を費やして全長およそ5キロのトンネルが完成しました。現在、県境を越えるには30分以上かかりますが、開通すればおよそ6分に短縮されます。
今後は、電気や通信整備などの工事が行われる予定で、開通時期は未定です。
最終更新日:2025年3月3日 12:32