【富士山】静岡側入山料3000円~5000円まで3案検討…夜間通行規制も含め2月県議会で条例案提出へ(静岡)
静岡県が2025年の導入を目指す富士山の静岡県側の入山料について、3000円から5000円までの3案で検討していることが関係者への取材で分かりました。
複数の関係者によりますと、県が2025年夏から導入を目指す富士山の入山料は、「入山管理料」の名目で、富士宮口・御殿場口・須走口の3つのルートでの徴収を義務化し、1人あたり3000円、4000円、5000円の3案で検討しているということです。これまで任意で1人1000円を徴収してきた「富士山保全協力金」は、廃止する方針です。
また、県は、夜間の通行規制も検討。富士宮口で午後4時から。御殿場口で午後1時から。須走口で午後3時から、いずれも翌日の午前3時まで規制する方針です。登山にかかる時間の違いから、ルート別に設定するということです。
規制の背景は、山中での事故の原因ともなる夜通しで山頂を目指す「弾丸登山」といった問題です。県警によりますと、今シーズン、静岡側では46件の遭難が発生。2023年より4人も多い5人が死亡し、23人がけがをしました。
また、富士登山の規制を巡っては、静岡・山梨の両県で、足並みがそろっていませんでした。山梨側では2024年から、「通行料」として、2000円の徴収を始めた上、夜間の通行規制や1日の登山者の上限を設けました。一方、静岡側は、登山前に入山日時や宿泊予約の有無などを“任意で”入力するシステムを導入するに留まっていました。
その結果、2024年の開山期間の登山者は、2023年と比べると、山梨側の吉田ルートで約16%減少。一方、静岡側の3ルートは2023年より6%ほど増える結果となりました。また、山梨県富士吉田市は、弾丸登山の可能性が高い登山者は、2023年より9割以上減ったと発表したのでした。
こうした状況に知事は…。
(鈴木知事)
「山梨県と足並みをそろえた条例による登山規制、及び、通行料の徴収を検討することといたしました」
10月には、県の職員らが、環境省とともに富士宮口の登山道などを視察し、規制の導入に関して検討を進めてきました。方針が固まった3000円以上の入山管理料や夜間の通行規制に関しては、21日に開かれる山小屋などの地元関係者が集まる会議で説明され、意見を集約した上で、改めて検討される見込みです。県は、2025年2月の県議会定例会に、これらをまとめた条例案を提出する方針で、2025年夏の規制開始を目指しています。
複数の関係者によりますと、県が2025年夏から導入を目指す富士山の入山料は、「入山管理料」の名目で、富士宮口・御殿場口・須走口の3つのルートでの徴収を義務化し、1人あたり3000円、4000円、5000円の3案で検討しているということです。これまで任意で1人1000円を徴収してきた「富士山保全協力金」は、廃止する方針です。
また、県は、夜間の通行規制も検討。富士宮口で午後4時から。御殿場口で午後1時から。須走口で午後3時から、いずれも翌日の午前3時まで規制する方針です。登山にかかる時間の違いから、ルート別に設定するということです。
規制の背景は、山中での事故の原因ともなる夜通しで山頂を目指す「弾丸登山」といった問題です。県警によりますと、今シーズン、静岡側では46件の遭難が発生。2023年より4人も多い5人が死亡し、23人がけがをしました。
また、富士登山の規制を巡っては、静岡・山梨の両県で、足並みがそろっていませんでした。山梨側では2024年から、「通行料」として、2000円の徴収を始めた上、夜間の通行規制や1日の登山者の上限を設けました。一方、静岡側は、登山前に入山日時や宿泊予約の有無などを“任意で”入力するシステムを導入するに留まっていました。
その結果、2024年の開山期間の登山者は、2023年と比べると、山梨側の吉田ルートで約16%減少。一方、静岡側の3ルートは2023年より6%ほど増える結果となりました。また、山梨県富士吉田市は、弾丸登山の可能性が高い登山者は、2023年より9割以上減ったと発表したのでした。
こうした状況に知事は…。
(鈴木知事)
「山梨県と足並みをそろえた条例による登山規制、及び、通行料の徴収を検討することといたしました」
10月には、県の職員らが、環境省とともに富士宮口の登山道などを視察し、規制の導入に関して検討を進めてきました。方針が固まった3000円以上の入山管理料や夜間の通行規制に関しては、21日に開かれる山小屋などの地元関係者が集まる会議で説明され、意見を集約した上で、改めて検討される見込みです。県は、2025年2月の県議会定例会に、これらをまとめた条例案を提出する方針で、2025年夏の規制開始を目指しています。
最終更新日:2024年11月19日 17:32