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万博に潜入!道内出身・藤本壮介さん設計のシンボル「大屋根リング」込めた思いをインタビュー

2025年4月9日 10:11
万博に潜入!道内出身・藤本壮介さん設計のシンボル「大屋根リング」込めた思いをインタビュー

いよいよ4日後に大阪・関西万博が開幕します。

会場では4月9日、メディア向けの内覧会が開かれ、万博会場のシンボルを設計・監修した藤本壮介さんが「大屋根リング」に込めた思いを明かしました。

(北本アナウンサー)「入場ゲートからまっすぐ歩いてきますと、やはり一番に目が入るのはこれですね。北海道出身のどさんこ建築家がつくった大屋根リング。やはりすごい迫力です。ここを通るみなさん、うわ~という声をあげています。迫りくる、そんな力強さがありますね。これが世界最大の木造建築。いや凄い。建物に近づくにつれて、向こうから吹き抜けてくる風が心地いい。きょう大阪はかなり暑いが、ここが日陰になることで涼しさ、休憩場所としての役割もある」

(北本アナウンサー)「中に入ったら空気が変わりました。まず屋根の高さに驚きますね。だいたい高い所で20メートルある。そして木々が幾重にも重なって、この芸術的な光景を生み出している。息を飲む美しさとはこういうことを言うんですね」

(北本アナウンサー)「いま大屋根リングの2階にやってきました。こんな感じになっている。3階部分も高いですね。そしてこの道がずっと向こうまで続く。これが2キロ続いている。果てしないしダイナミック」

この会場のシンボル「大屋根リング」を設計・監修したのが、東神楽町出身の建築家・藤本壮介さんです。

(北本アナウンサー)「迫りくるものがある。北海道の雄大な景色と同じ驚き、心躍らせ方があった」

(藤本壮介さん)「そう言っていただけるとうれしい。僕も高校まで北海道の東神楽町で育ったので、やっぱり原風景としてあの風景、すごく広がりがある空が大きい風景を見て育っているので、どこか意識していないけど無意識の中でそういうものが表れている結果として、僕自身もできあがった時はびっくり。自分で見てびっくりしましたけど、何かが繋がっているかもしれない」

(藤本壮介さん)「建築の1つのテーマというかイメージが森。それは僕の実家の裏の森や北海道のシラカバ、カラマツ、ああいう森の風景がどこか自分の中にあって、そのまま建築するわけではないけど、常に建築を考える時に森の風景、あるいは森という在り方をすごく考えます」

大阪・関西万博ではおよそ160の国や地域が参加し、それぞれの地域の魅力や最新技術を発信。

もちろん日本国内の文化や最新技術にも触れることができます。

最終更新日:2025年4月10日 2:33
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