人里に出没するクマを抑制する取り組み 「ヒグマ春期管理捕獲」が釧路市を皮切りにスタート
増えるクマの被害を防ごうと去年に続き、人里に出没するクマを抑制する取組みが、きょうから釧路市を皮切りに始まりました。
この取組みは人里へのクマの出没が激増したことから、道の支援のもと去年から始まり、釧路市はことし初めて実施しました。
クマが冬眠から目覚める春を前に、当面は人間の匂いを残して警戒感を植え付ける狙いですが、最近は冬眠しないクマも確認されていて、危険があれば捕獲する方針です。
(北海道猟友会釧路支部 米山秀治支部長)「クマの方が臆病ですから、少しづつ圧をかけて出没回数を減らしたい」
実施期間は5月末までとなっていますが、道はクマ対策で市町村への支援を強化していて、ことし実施する市町村は去年の19より増えると見込んでいます。