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巨大水たまり、そこかしこ…歴史的陽気の北海道 紋別市は6月並みの気温でスケートリンクが…

2024年2月19日 18:29
巨大水たまり、そこかしこ…歴史的陽気の北海道 紋別市は6月並みの気温でスケートリンクが…

(鷲見記者)「午後1時です。時おり強い日差しが照りつけて、温度計では10℃が表示されています」

きょう(2024年2月19日)午後3時すぎに13.9℃を観測した札幌。

2月の気温としては観測史上最高を更新しました。

この急な暖かさや雪解けに、市民はまだ慣れないようです。

(札幌市民)「ちょっと体がついていかない。2月は寒いものだと思っているので、こんなに暖かいと春みたい」

(札幌市民)「だいぶ暖かくなって過ごしやすいが、転ばないように意識して歩いている」

日本の東側に高気圧があり、暖かい南風が流れ込んだ影響で、北海道内の気温は札幌を含む138の地点で観測史上最高を更新。

広い範囲で4月から5月並みの暖かさとなりました。

先週、ガタガタ路面となっていた市内の住宅街では雪解けが一気に進み、道路一面がまるで川のように。

排水溝を探すため、氷割をする人も見られました。

(岡嶋カメラマン)「表面の氷が解け、このように水浸しになっています」

紋別市内のスケートリンクでは、まるで湖のようになっているところもあります。

きょう(2月19日)の道内で、6月下旬並みの暖かさとなった紋別。

このスケートリンクでは、先週から続く暖かさで氷が解け、営業を停止していました。

(紋別市教育委員会スポーツ振興課 北西忠宏課長)「昨年で言うと、2月末までは運営していました。この暑さでリンクも解けてまして、利用される方には大変ご迷惑をかけていると感じています

営業再開のめどはたっていないということです。

道民が困惑する一方、観光スポットは変わった光景になっています。

最高気温15.7℃の小樽では、ノースリーブ姿で歩く人も。

多くの人がソフトクリームをほおばります。

雪が舞う道内を期待していた観光客は、この暖かさに少し残念な様子です。

(東京からの観光客)「ちょっと予想外です」

(東京からの観光客)「本当は雪がちらつく小樽が良かったかなーって思います」

最高気温14.1℃となった網走では、陸から流氷を確認することができず、沖の方へ流れていました。

(千葉からの観光客)「沖の方は(流氷が)まだあったが、きょうはきのうよりは少なくなっていましたね。暖かくなったので」

季節外れの暖かさとなった道内。

あす(20日)は一転、日本海側を中心に雪が降る予報となっていて、日中の気温も平年並みに戻るところが多くなりそうです。