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“うどん”に見る北海道気温急転直下…20℃一転17センチの雪も これも春…体調管理に注意

2024年4月9日 18:31
“うどん”に見る北海道気温急転直下…20℃一転17センチの雪も これも春…体調管理に注意

朝から雪が降った北海道・オホーツク海側の遠軽町です。

春の訪れを告げる花にも雪が積もっています。

2024年4月8日に24.1℃まで上がった陽気から一転、9日午後3時の気温は氷点下1.0℃と急降下。

女満別空港では午後4時までの3時間に17センチの雪が降りました。

これは4月としては最も多い記録です。

(遠軽町民)「きのうと気温が違うので風邪ひきそうでこわいです」

上空の寒気や西高東低の冬型の気圧配置の影響で、未明から各地で気温が下がりました。

網走は最高気温が21.3℃と、晴天に恵まれた8日に比べ、9日午後からは氷点下となり、雪に見舞われました。

(網走市民)「いてつくような寒さでびっくりしています。このまま春になれば子どもたちと外で遊べると思っていたのに」

8日に季節外れの暖かさとなった道内。

オホーツク海側の地域では、高いところで6月中旬並みまで気温が上昇し、北見市内のうどん専門店では冷たいうどんが飛ぶように出ていました。

注文の8割を冷たいうどんが占めるほどでしたがー

9日に店を訪れてみると、冷えた体を温めようと温かいうどんを求める客でにぎわっていました。

(農家)「午前中もハウスで仕事をしていたけど、寒いから早めに切り上げて温かいうどんを食べに行きましょって」

(子ども)「あったかいのおいしい」

(きたほのか 今野洋志さん)「これだけ気温が下がると温かいつゆを飲みたい人が多くなる」

寒さをしのごうと暖をとる姿は函館市でもー

温泉に浸かり身を寄せ合っていたのは、湯の川温泉にある熱帯植物園のサル。

8日と9日で過ごし方に違いがあるといいます。

(函館市熱帯植物園 西郡康伸さん)「きのうは天気がよかったので日なたぼっこしていました。きょうは朝からずっと入っています。気持ちよさそうに入っていますね」

道内は8日とは打って変わって冬の寒さに逆戻りしました。

8日に22.0℃まで気温が上がった札幌も、9日は5℃までしか上がらない予想となっていて、気温差が大きくなっています。

札幌市内のクリニックにはこの時期、寒暖差で体調を崩す人が多く受診するといいます。

(山崎耳鼻咽喉科クリニック 金谷健史理事長)「最高気温(の差)が7℃以上になると寒暖差疲労が出やすいと言われています。今回は15℃くらいあるのかな、そうなるとますます寒暖差疲労を繰り返して疲労が蓄積していくので、不調を訴える人が出る。バランスの良いものを食べる、ゆっくり寝る、ぬるめのお風呂に長くはいる。あとは運動。服装は適度な体温を保つような服装が良いと思う」

道内の天気は10日は平年並みまで気温が戻る予想で、さらに週末に向けて再び気温が上がる見通しです。

体調管理に注意が必要です。