「住民が長い間苦しむ」残土搬入の中止を 北海道新幹線のトンネル工事 住民が札幌市議会に要請
北海道新幹線の札幌延伸に伴うトンネル工事で発生する残土。
手稲区の山口処理場への搬入が始まってから2年が経ちましたが、周辺住民らが札幌市議会に残土搬入を中止するよう申し入れました。
陳情は、北海道新幹線・札樽トンネル工事で発生する残土に、ヒ素などの有害物質が混ざった「要対策土」が含まれるなどとして、手稲区の山口処理場への受け入れを反対する住民団体が札幌市議会に対し提出しました。
(有害掘削土に反対する住民の会 堀井克幸代表)「この理不尽さを黙っていると住民が長い間苦しむ。それだけは避けたい」
鉄道・運輸機構によりますと、山口処理場には「札樽トンネル」の工事で発生する残土のうち90万立方メートルが受け入れられる計画で、おととし12月から搬入が始まっています。