安平川PFAS「目標値は下回っているが少し様子が違う」調査範囲絞り込み発生源特定進める
有害性が指摘されている、化学物質・PFASが国の基準値を超えて検出された北海道の安平川について、北海道は調査範囲を絞り込んで、発生源の特定を進める方針を示しました。
PFASは、人工の有機フッ素化合物の総称で、有害性が指摘されています。
安平川では、2024年7月、工業用水の取水地点から国の基準を超えるPFASが検出され、道が追加調査をしていました。
道が新たに調査結果を公表した4地点は、いずれも基準を下回りましたが、最も下流の地点で、ほかより10倍程度高い数値が検出されました。
(道環境生活部 高橋和紀水・大気環境担当課長)「目標値は下回っているが、少し様子が違うのかなということで絞り込んで調査を進めていく」
付近で、過去にPFASを使用していた工場などは確認されておらず、道は不法投棄物の有無なども調べる方針です。