札幌市街地に「箱わな」検討 クマ対策… 円山・藻岩山・三角山は重点エリア 猟銃使えず
札幌市は、市街地付近に住むクマの生息密度を下げるため、円山や藻岩山周辺の「対策重点エリア」に箱わなの設置を検討していることが分かりました。
札幌市では近年クマの出没が相次いでいて、市街地周辺に住む「アーバンベア」の増加が指摘されています。
円山や藻岩山、西区の三角山など住宅街に近く人の出入りが多い山林周辺は「対策重点エリア」に指定され、生息数の調査などが進められてきました。
対策重点エリア内では、2013年以降少なくとも24頭のクマが確認されていて、札幌市は生息密度を下げるため、早ければ来年度にも箱わなの設置を検討していることが分かりました。
猟銃の使用が難しい市街地周辺で被害を未然に防ぐことが目的です。
今後、電気柵の設置などと並行し対策を強化したい考えです。