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【トキエア】いよいよ31日就航へ 新潟から飛ぶ札幌・丘珠空港 目指すは“ハイブリッド地域航空” 新航空会社のサービスや利用方法とは 《新潟》 

2024年1月27日 11:00
【トキエア】いよいよ31日就航へ 新潟から飛ぶ札幌・丘珠空港 目指すは“ハイブリッド地域航空” 新航空会社のサービスや利用方法とは 《新潟》 
1月31日、新潟の空へトキエアが飛び立ちます。
新潟を拠点とする地域航空会社、トキエアの就航がまもなくとなり、その利用方法や内部の様子はどうなっているのか・・・詳しく見ていきます。

◆フランスからやってきたプロペラ機 小型ながらシートはゆったり

31日水曜日にいよいよ札幌に向けて就航するトキエア。
新潟空港を拠点とする地域航空会社で、会社設立からもうすぐ4年。
数回の就航延期を経て、まもなく札幌の丘珠空港へと飛び立ちます。

これまでの動きです。

新潟の秋の空に日差しをたっぷりと浴びて真っ白に輝く翼。
2022年11月、フランスからやってきた小型のプロペラ機はトキエアの運航に使用される飛行機です。
その機体には日本海を意識した紺色にトキをイメージしたデザインが施され、新潟らしさが演出されています。また機体内部にも様々な工夫が・・・

<記者リポート>
「実際に座席に座ってみますとこのひざの辺り、こぶしが1個は有に入るほどのスペースがあり窮屈を感じることはありません。またこのシートが1席1席がこのように薄くできてまして、その分この1人の空間が広く感じられます」

座席の広さは大手航空会社と同じくらいゆったりとした作りです。

<トキエアの乗務員>
「シートも皮で作られておりますのでくつろいで乗っていただけるかと思います」

◆めざすはハイブリッド地域航空

快適なサービスと低価格を両立させたハイブリッド地域航空を目指しています。
そんな快適な空の旅を楽しみながら行ける最初の就航先は・・・北海道です。

新潟からは空路ですでに新千歳空港と結ばれていますがトキエアが初の就航先に選んだのは丘珠空港、一体どんな空港なのか、以前に記者が札幌を取材していました。

記者リポート
「新潟からおよそ600kmの札幌。トキエアの就航で、より安く、より早く往来できる選択肢が増えます。(節約できた分で)現地で少しぜいたくするもよし、のんびりするもよし、旅の選択肢も広がることになりそうです」

◆札幌市内にある丘珠空港

日本最北の政令指定都市・札幌市。観光地も多く北海道の経済や文化の中心でもあります。
札幌の市街地から丘珠空港に・・・。

実は丘珠空港は札幌市内にあります。
現在新潟との直行便が飛んでいる新千歳空港はJR札幌駅まで車でおよそ1 時間ですが、一方の丘珠空港は札幌市内で車でおよそ40分の距離にあります。
しかし電車やバスなどの公共交通期間を使っての移動となるといずれも40分前後となり丘珠も新千歳空港も時間的にあまり変わりはありません。

また丘珠空港の路線はフジドリームエアラインズが静岡県や長野県と日本航空のグループ会社北海道エアシステムが函館など北海道内を主に結んでい ます。

JR札幌駅までを結ぶ連絡バスにタクシーやレンタカーさらに最寄りの地下鉄の駅にも連絡バスが止まります。
新千歳空港のように大きな売店や飲食店街はありませんが市街地に近いことや、降雪時でも地下鉄の駅が近くにあるため利用しやすいなどの利点もあります。

<新潟の人は>
「親戚が北海道にいて新潟に住んでいる身としてはありがたいですね。観光とかもしやすいですし楽しいなとは思います」

「すごく興味があって行きたいなと思ってます」

◆初便は即完売 


トキエアの就航は新潟から行く北海道への旅をより気軽なものにしてくれるかもしれません。

そして就航便のチケットが発売となったことし1月19日。
午前9時の発売開始とともに記者が予約しようしたのですが、新潟発の初便はすでに売り切れとなっていました。
発売された1便あたり72の座席は全て完売したということです。

今後、トキエアでは札幌の丘珠空港を皮切りに仙台や神戸中部そして佐渡への就航を見込んでいます。

◆新潟県内の旅館やホテルの女将も札幌で奮闘!

旅行の気運が高まる中、新潟の魅力をPRしようと県内の旅館やホテルの女将からなる新潟女将の会が23日、札幌市役所を訪れました。

新潟と札幌観光を含め交流の活発化が期待されています。

◆新潟と各地の架け橋になりたい

トキエアの長谷川社長は2年前の取材で就航への思いをこう語っていました。

<トキエア 長谷川政樹社長>
「自分たちがこうこの会社を支えるんだって思っていただけるような、そんな航空会社にしたいと思っています」

新潟と各地の架け橋になることを目指してトキエアの空の旅がいよいよ始まります。

◆片道チケット最安値は6900円から

31日水曜日、いよいよ就航ですが、水曜日のフライトは31日のみです。
新潟空港から札幌・丘珠空港までは、およそ1時間45分で結ばれます。

就航する曜日は週4日で、金、土、日、月のみ。また1日に午前と午後、それぞれ1便ずつの2往復となります。

チケットの購入は基本、オンラインサイトからとなりますが、専用コールセンター、そして当日搭乗便のみ空港カウンターでも購入できます。

チケットには4種のタイプがありますが、このうち「トキ」という名前がついたものが3つあります。特にお得だという「トキトクチケット」は、3日前までの予約最安値で片道6900円で購入できます。また1番高いチケットとなる「トキビズ」は、片道2万9000円でした。

「トキユニ」は12歳から25歳までの若者を応援しようというもので、3日前からの指定便のみ購入ができるチケットとなります。

最新の予約状況はトキエアのホームページで確認できます。

(2024年1月24日放送「夕方ワイド新潟一番」より)