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【始動】就航まで1か月を切った「トキエア」 仕事始めの年頭あいさつでは航空機事故や地震に触れ「安全運航のため日々の訓練にあたる」 元ラグビー日本代表の社員も加わって本格始動《新潟》

2024年1月5日 20:55
【始動】就航まで1か月を切った「トキエア」 仕事始めの年頭あいさつでは航空機事故や地震に触れ「安全運航のため日々の訓練にあたる」 元ラグビー日本代表の社員も加わって本格始動《新潟》
新潟空港を拠点とする新たな地域航空会社「トキエア」は、1月31日に札幌市にある丘珠空港への就航を目指しています。
1月4日の仕事始めにはトキエアの長谷川社長がオンラインで年頭のあいさつを行い「時間軸が必要になる」と気を引き締めました。

■年頭のあいさつはオンラインで

現在129人の社員を抱えるトキエア。
社員は新潟空港や就航先の丘珠空港のほか全国各地に点在しています。

長谷川政樹社長も航空局との調整や企業回りなどで東京に滞在しているため、オンラインで年頭のあいさつを行い、年始に立て続けに起こった地震や航空機事故について触れました。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「地震によって社員も被害に合っている人がいる。能登は新潟の目と鼻の先。我々の役割として被災地に何かあった場合、協力していきたい気持ちが強まった。また、羽田で大きな事故が発生しています。航空の事業者、一人材として、死亡事故が起きたことに対しては本当に涙がこみ上げる。これを繰り返さないためにも、安全運航のための日々の訓練にきちんと対応していきたいと思う」

トキエア就航予定日は1月31日で、すでに1か月を切っています。限られた時間を大切に使うよう気を引き締める場面もありました。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「トキエアにとってこの2024年は大きく飛躍をする年になると思います。時間軸が非常に重要になる。時間軸を意識して目標到達に全員で協力して頑張っていきたいと思います」

社員からは「1日1日を大切に過ごしていきたい」「皆様に喜んでいただけるような航空会社にしたい」といった声が聞かれました。

トキエアが所有する機体は2機で、現在どちらも県外で整備を受けています。

地震発生時に新潟空港にいた社員からは、「津波警報が出た際に機体が新潟空港で待機していたらと思うと、いろいろ考えさせられる年始だった」と今後の対応について気を引き締める意見も出されていました。

また、元ラグビー日本代表で現在、九州電力キューデンヴォルテクスに所属する山田章仁選手が、2023年10月からトキエアの社員になったことが紹介されました。

一部の社員は、早速、丘珠空港とオンラインミーティングを開始し、進捗状況を確認していました。

現在、整備体制の準備を整えているトキエア。
就航予定は1月31日で、1月中旬ごろにはチケットの販売を目指しています。