【新潟県産】ブランドいちご「越後姫」 県内には通年で収穫できる“いちご工場”も⦅新潟》
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新潟県が誇る県産のブランドいちご「越後姫」。まだ雪の降るいまの時期から少しづつ県内の店頭で見かけるようになりますが、胎内市には通年でいちごを栽培する“植物工場”があります。
その名も、「いちごカンパニースイーツラボ」。本来いちごの旬は春ですが、施設内の“植物工場”では一年中、越後姫が収穫できるということです。 どのように栽培しているのでしょう。
施設内に入った瞬間から、いちごの良い香りがします。オープンからことし春で2年を迎えるという工場。
Q)越後姫の特徴は?
【いちごカンパニースイーツラボ・威本悠希さん】
「越後姫は新潟県のオリジナルの品種でとても甘くて香りが高いのが特徴のいちごになっております」
Q)なかなか県外では見ないですが、あまり県外には出荷されないのでしょうか?
【いちごカンパニースイーツラボ・威本悠希さん】
「果肉がとてもやわらかいのも一つの特徴で、なかなか県外に出荷することができないというのも一つ特徴になります」
中には、タマゴほどの大きないちごも……。
Q)1粒1000円!大きさもすごいですが、どのようないちごですか?
【いちごカンパニースイーツラボ・威本悠希さん】
「これは私どもの工場の中でも選び抜かれたいちごでして、大きさ品質ともに抜群ないちごをプレミアムサイズまたラージサイズというふうに呼んで販売をさせていただいております」
工場では、太陽の代わりにLEDの光でいちごを成長させています。完全な屋内栽培を行っていることから一年中、収穫できるということです。 工場の丸い窓から、いちご栽培の様子が見学できます。
精密な温度管理のため工場内への立ち入りは制限されていて、内部の様子は、工場で事前に撮影していただくことに……。
内部ではいちごの栽培に適したLEDを用いていて、中ではハチが飛び交い受粉しているといいます。
県産の越後姫を1年中、楽しんでもらいたいと、10年前に廃校となった小学校を活用し、いちご栽培を始めたのが契機となり現在に至るということです。
いちご工場の隣にはスイーツやいちごを販売する店舗があります。たっぷりいちごが詰め込まれているスイーツは、スライスされたいちごが数えきれないほど入ってます。
【TeNY託見知行アナ】
「本当にいちごも甘いのですが、更に生クリームが口に入れた瞬間、とろけるようなまろやかさ、それが合わさって口に広がっておいしいです」
さらに、スイーツだけじゃなくドリンクも提供されています。中でもホットイチゴビネガーは酸味がありますがホットでまろやかということです。
植物工場では通年で栽培されていますが、「越後姫」は県によると、主に1月から6月にかけて収穫され、4月以降に出荷のピークとなります。「越後姫」が店頭に多く並ぶようになると、雪国・新潟も春本番を迎えます。
(2025年1月22日放送「夕方ワイド新潟一番」より抜粋)