スノーシーズン真っ只中 妙高はインバウンドでにぎわう 外国人が魅了される理由《新潟》
県内各地が大雪となっている中、妙高市のスキー場はたくさんの人でにぎわいを見せていました。
多くは外国からのインバウンド客。妙高に外国人が集まるわけとは……。スノーシーズン真っただ中の県内。
【記者リポート】
「きょうは祝日ということもあって多くの人でスキー場はにぎわっています。スキーヤーとスノーボーダーが颯爽と駆け抜けていきます」
妙高市の赤倉温泉スキー場です。この時期、1日1000人ほどが訪れていますが、そのほとんどが海外からの観光客だといいます。中でも特に多いのが……。
Q)どちらから来ましたか?
「オーストラリア」
オーストラリアの観光客です。日本とは季節が真逆でオーストラリアは今が夏。一年中スキーを楽しみたいという人たちが妙高のパウダースノーを求めて訪れているといいます。
【オーストラリアからの観光客】
「友達に人気のスキー場を聞いたところ、ニセコと長野と赤倉を教えてくれたんだ」
Q)いかがですか?
「素晴らしい雪ですね」
ホテルでもお土産を買ったりカフェを楽しんだりと過ごしていました。
【赤倉観光ホテル 後藤幸泰 統括支配人】
「まち全体としては活気づいていいのかなと。オールシーズンでインバウンドの方も含めて集客ができれば一番いい」
さらに……温泉街にある飲食店でも日本食に舌鼓を打つオーストラリア人の姿が。店主によるとコロナ禍が明け急激にインバウンド客が増加したといいます。
【みよしや 田子進也さん】
「徐々に徐々に戻ってきて今はコロナ(前)の倍以上、海外のお客様がいらしゃってます。いっぱいお金使ってくれるというのが一番ですね」
看板息子の央征くんも観光客のそばでこの笑顔。
【外国人観光客】
「彼は友達さ、仲良し」
【息子の央征くん】
「来た時はこんなに小さかったのに大きくなったねとか」
「友だちに会えてうれしい」
海外からの観光客が増える一方、こんな課題もあるといいます。
【みよしや 田子進也さん】
「勝手に路上駐車していく、除雪の邪魔になってしまったり除雪車の前に酔っぱらって出て来てしまう。インバウンドのお客さんがさらに増えるということはいい面もあると思うし悪い面もあるんじゃないか」
温泉街ににぎわいをもたらすインバウンド客。しかし急激に増えた観光客のマナー問題や受け入れ態勢の整備。まだまだ課題は山積しているようです。