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上越市の津波は高さ2メートル到達か 専門家が現地調査 至るところに爪痕が 《新潟》

2024年1月17日 19:17
上越市の津波は高さ2メートル到達か 専門家が現地調査 至るところに爪痕が 《新潟》
大きな被害をもたらした能登半島地震。1月17日、新潟県上越市では専門家による津波の現地調査が行われ、2メートルの高さの津波が押し寄せたとみられることがわかりました。

穏やかな海が広がった上越市。

それでも壊れて散乱したフェンス…あたりには漂着したとみられる大量の草木が…地震による津波の爪痕がいたるところに残されていました。

津波による被害の実態を調べるため、長岡技術科学大学の犬飼直之准教授が現地調査を行いました。

〈長岡技術科学大学 犬飼直之准教授〉
「痕跡、遡上の一番最上段と思われるところが漂流物が溜まっているところ。少なくともあそこまでは津波が到達したと考えられます。到達した津波の高さはやはりこれから見ると2メートルくらいはあったんじゃないかと現在考えています」

上越市や糸魚川市には津波の観測点がなく、実際に津波がいつ、どの程度の高さだったか調べているといいます。

17日は上越市直江津から糸魚川市の沿岸で調査を行いました。

犬飼准教授は日本海で発生する津波は地震から5分後を想定していて、太平洋側などと比べ早く襲ってくる危険性があると指摘します。

〈長岡技術科学大学 犬飼直之准教授〉
「日本海での震源域が陸地に近いと思われる海域ではまず強い揺れを感じたらすぐに避難をすることを始めていただきたい」

今後も調査を継続し津波の実態を調べるといいます。