赤信号の交差点から突き進んできたのはイノシシでした。危険が及びそうになったその瞬間を、ドライブレコーダーがとらえていました。

連休中の23日、雪がちらつく上越市の国道8号。

赤信号で車を停止させると対向車線からまっすぐ走ってきたのはイノシシです。

車が信号待ちをしている中、イノシシはそのまま交差点に進入してきました。

上越市では2月、三和区で3人、大潟区で2人がイノシシに襲われてケガをしていて、市が警戒を呼びかけていました。

23日に目撃されたイノシシも交差点を過ぎると、一瞬、体の向きを車の方へ。

撮影した人は突進してくると思い「体がびくっとなった」と話しています。

幸い、イノシシはそのまま通り過ぎていきました。

イノシシが、除雪でできた雪の壁を越えることができず、市街地に出没している可能性があるとして、県は「近づかない」、「刺激しない」「エサを放置しない」などと対策を呼びかけています。