去年12月、新潟県聖籠町の空き家から78歳男性が遺体で見つかった事件で新潟県警の捜査本部は25日、リフォーム業の30代男を死体遺棄の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは新潟県阿賀町に住むリフォーム業の小山大輔容疑者33歳です。

警察の調べによりますと、小山容疑者は去年10月26日、聖籠町次第浜の空き家の敷地内の土中に、新潟市に住む小杉英雄さん（78）の遺体を埋めて遺棄した疑いです。

警察は小山容疑者の認否を明らかにしていません。

小山容疑者は山形県に住む無職の伊藤貴章容疑者32歳と共に、小杉さん名義の通帳を不正に使用して3回に渡り計約345万円を引き出した詐欺の疑いでも逮捕されています。

警察によりますと、去年10月に小杉さんが行方不明になり、行方不明届けを受理して捜査を進めた結果、10月15日に2回、10月22日に1回の計3回にわたり、小杉さん名義の預金口座から計345万3260円が払い戻され、ほかの口座に振り込まれていたことが判明。

捜査の結果、預金が払い戻されたのは小杉さん本人によるものではなく不正に払い戻された詐欺事件と判明し、小山容疑者と伊藤容疑者が浮上。

その後、行方不明になった小杉さんの遺体が発見されたということです。

2人の容疑者は知人関係ということです。

小山容疑者と小杉さんは小杉さんの自宅の改修工事で接点があったとみられています。

警察は遺体で発見された小杉さんについて「頸部圧迫による窒息死で他殺と断定」としていて、殺害された経緯についても調べることにしています。


情報更新：2月25日午後3時4分