「やめないでほしい」子どもからは切実な声 “全中“縮小で水泳など9競技が除外へ #令和の子

中学校の部活動を取り巻く環境がいま大きく変わろうとしています。
生徒が活躍できる舞台を守るために、どんな対策が必要なのでしょうか。
今年6月、中体連(日本中学校体育連盟)が中学生の全国大会、“全中”の規模を3年後の2027年度から縮小すると発表しました。
全中では現在バスケットボールや陸上、サッカー、軟式野球など20の競技が行われていますが、2027年度以降は水泳や体操、相撲など8競技が、2030年度以降にはスキーが除外されます。
部活の設置率が20パーセントを切っていた競技が原則として対象となっていて、教員の働き方改革や少子化などが背景にあるといいます。
■スイミングスクールでは
放課後、新潟市内の中学生や高校生が通うスイミングスクールでは授業を終えた生徒たちが全国大会を目指してトレーニングを行っています。
“全中”から、水泳が除外されることについて。
<中学生は>
「みんなが目指してきた大会だから、やめないでほしいと思いました」
「中学生みんなが全国大会を目指せる別の大会を作ってほしいと思います」
<ジャンボスイミングスクール 竹村悠司コーチ>
「水泳も入るのかと思いつつでも部活動として活動している学校が少ないので仕方ないというところもあり残念な気持ちですね」
東京オリンピックの金メダリスト大橋悠依選手や、池江璃花子選手など多くのオリンピアンも出場経験のある“全中”。
今後、日本水泳連盟は全中に代わる大会を検討するとしています。
指導する竹村悠司コーチ、
中学生が活躍できる舞台は高校への進学のためにも欠かせないといいます。
<ジャンボスイミングスクール 竹村悠司コーチ>
「全国中学(全中)に出場するレベルに到達していると、強豪校からも見てもらえると思いますし、進学のプラスアルファになることは間違いないと思います」