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安心院の強盗殺人事件 裁判員裁判5月開始で期日決まる 公判前整理手続きは2年以上で16回 大分

2024年3月11日 20:14
安心院の強盗殺人事件 裁判員裁判5月開始で期日決まる 公判前整理手続きは2年以上で16回 大分

2020年に大分県宇佐市安心院町で親子2人を殺害し現金を奪った罪に問われている大分市の男について、裁判員裁判が2024年5月に始まることが分かりました。

強盗殺人と住居侵入の罪に問われているのは、大分市の佐藤翔一被告39歳です。

起訴状などによりますと佐藤被告は2020年2月、山名高子さんと長男の博之さんが住む宇佐市安心院町荘の住宅に侵入し、包丁やはさみなどで何度も突き刺すなどして殺害した上、現金8万8000円を奪い取ったとされています。

佐藤被告は2021年10月に逮捕されていて、捜査関係者によりますと逮捕段階から容疑を否認しているということです。

事件の争点や証拠の整理を行う公判前整理手続きは3月までに16回実施されてきました。

そして11日、裁判員裁判が5月に始まることが分かりました。
初公判は2024年5月20日の午前10時から予定されています。

大分地裁によりますと、2年以上かけて公判前整理手続きが行われたケースは初めてだということです。関係者によりますと、被告が否認していることや証拠の整理に時間がかかったためだということです。

裁判の日程が決まったことを受け、遺族はTOSの取材に対し「裁判が始まるまでの期間がもっと短ければいろいろな感情があった。ここまであまりにも長過ぎた。だが少し安心している」と話しています。

    テレビ大分