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「交通死亡事故多発警報」今年3回目の発令 今年の死亡事故の特徴 走行中の車線はみ出し道路外に転落・正面衝突多い 日没早まる時期 早めのライト点灯・ハイビームの活用を

2024年10月7日 20:31
「交通死亡事故多発警報」今年3回目の発令 今年の死亡事故の特徴 走行中の車線はみ出し道路外に転落・正面衝突多い 日没早まる時期 早めのライト点灯・ハイビームの活用を

県内で交通死亡事故が相次いでいることを受け、10月14日まで「交通死亡事故多発警報」が出されています。今の時期、気を付けなければいけないこととは。

※大町市
湯本翔太記者
「トラックが2台正面衝突した現場です。手前の青いトラックは原型をとどめていません」

前方が大破したトラック…。座席部分と荷台が分断されてしまっています。周囲にはガラスも散乱し、事故の大きさを物語っています。今月4日午後5時半ごろ、大町市美麻の県道白馬美麻線の美麻トンネル内でトラック同士が正面衝突。トラックにはそれぞれ3人と1人が乗っていて、3人が乗っていたトラックの同乗者で22歳と45歳の男性2人の死亡が確認されました。また、それぞれの運転手が骨盤や左足の骨を折るなどの大けがです。

※中野市
湯本翔太記者
「男性が乗っていた運搬車はここからおよそ5メートル下の畑に転落しました。立ってみるとかなりの高さがあります」

さらに同じ日の午前10時半前、中野市越の市道で農業用の運搬車が道路からおよそ5メートル下の畑に転落。運搬車を運転していた84歳の男性が死亡しました。9月末から10月4日までに交通事故で4人が亡くなり、県や県警などが5日、「交通死亡事故多発警報」を出しました。今年6月と8月に続き、3回目の発令です。

県交通安全対策係 蓑部孝志課長補佐
「今年の死亡事故の特徴としましては走行している車線をはみ出してしまって道路外に転落したりとか正面衝突する事故が多く発生している状況です」

県警によりますと、6日までに発生した交通事故は3696件で、亡くなった人は46人といずれも前の年より増加傾向に。単独事故で15人、正面衝突で10人が命を落としています。

県交通安全対策係 蓑部孝志課長補佐
「原因が今の段階で分からないんですけど運転の時は道路の状況に注意してもらったりとか運転してるときは前を見て運転に集中していただくことが大事だと思います」

日没が早まるこれからの時期は早めのライト点灯やハイビームの活用を呼び掛けています。