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【特集】今夏の参院選へ準備加速 立憲 現職vs自民・参政の新人が挑む    

2025年3月7日 20:05
【特集】今夏の参院選へ準備加速 立憲 現職vs自民・参政の新人が挑む    

今年の夏に行われ、熱い戦いが予想される参議院選挙。

立憲民主党の現職に対し、自民党、そして参政党が新人を擁立し、選挙に向けた準備を加速させています。

立憲・現羽田次郎さん(55)
「初めての改選ですから挑戦者のつもりで、相当気合を入れて羽田を倒そうという思いがあると思いますので、それに負けないようにしっかり頑張らなきゃいけないですし」

自民・新藤田ひかるさん(34)
「いわずもがな地盤、看板かばんお持ちの大変あの強い候補だと議員の方だと思っております。でもだからこそ私自身としては、 この4年間の活動の中での活動実績ですとかあとそこで見えてこられているこの長野県の課題っていうところはぜひ学ばせていただきたいなと思っておりますし」

参政・新竹下博善さん(42)
「やっぱり政治家になられる方は 皆さん学歴も高いですしそういった方々なので、私は私の目線での訴えというのを強くやっていきたいとそんな思いです」

あと4か月後に投開票が想定されている夏の参議院選挙。

県区は、全国に「32」ある1人区のひとつで、1人区となった2016年以来、野党候補が4連勝中です。

「ありがとうございます。ありがとうございます。」
立憲民主党の現職、羽田次郎さん・55歳。

3月1日、同じく立憲の篠原孝・衆院議員の国政報告会に、その姿はありました。

立憲・現 羽田次郎さん
「党内ではやはり食料品だけでもまずは税率を消費税率を0%にしていこうという動きがあり衆参合わせて1/3くらいの国会議員が実際に出席してそうした会議で議論も続けている」

さらに語ったのは、政権交代への意気込みです。

立憲・現 羽田次郎さん
「まさにそれ(政権交代)を実現できるかどうかというホップステップのステップがこの夏に迎えられますので、しっかりそこに向けて私も皆さまのお力をいただきながら、この地域の暮らしを守るため、そして日本の経済再生させるためにしっかりこの決意と熱意を持って頑張ってまいりたいと」

およそ180人の支援者が集まったこの会合に、東京から駆け付けたのは、立憲の野田佳彦代表です。

立憲民主党 野田佳彦代表
「32の一人区って大変なんです。 長野県含めて前回ですねわが党2勝です。もっと多く勝ち越していかないと次の政権交代に繋がりませんので。現職である次郎さんは必勝区です。ぜひ力を貸していただけないでしょうか」

こう話した野田代表、実は、2週連続の信州入りです。

野田代表
「それはやっぱりなんと言っても、やっぱり自民党はもともと強いと思ってますし、あの候補者のいわゆる伸びしろという意味でも、きちっとこれは緊張感持っていかないといけないとそういうことで、先週も今週も来ているということです」

同じ日、野田代表に緊張感を持たせていたのは…。
自民・新 藤田ひかるさん
「皆さま 初めまして。このたびの参議院選挙、公認をいただきました、藤田ひかると申します」

自民党の新人、藤田ひかるさん・34歳。
神奈川県出身の「元外交官」で、父親が長野市中条の出身です。

自民・新 藤田ひかるさん
「大好きだった田園風景は少なくなり、周囲には空き家が増えています/そんな変わりゆく古里の姿を前に、外交の仕事では取り組めないもどかしさを感じ続けていました。人口減少は統計で見える以上に一部の地域では早いスピードで進んでおり、リアルな生活に影響を与えています。そしてこの中条の課題、長野県全体の課題でもあります。まったなしの人口減少の課題に正面から取り組み、ふるさと長野県の為に働きたい、 これが私が長野県から政治を志す出発点です。」

そして、自民党からの出馬を決めた理由については・・・。

「政治に求められているものは何かと考えると、批判することであったり、個別部分最適で政策を作っていくということではなくて、私はやはり提案力であり、全体の視点に立った時の調整力であり実行力であると考えています。この力が一番持っている政党はどこかを考えると責任政党として、これまで長年培ってきた力のある自民党だと思っています」

自民党県連から女性候補が国政選挙に立候補するのは、今回が初めてです。

自民党県連 宮下一郎 会長
「総力戦で藤田さんの思いを伝えて支持を広げていくと、今後、具体的にどうそれを具体化していくかというのをしっかり検討してですね、なんとか多くの皆さまにご理解いただき、結果を出せるように頑張りたい」

「ありがとうございます。ありがとうございます。」
参政党の新人、竹下博善さん・42歳。

長野市在住の植木職人で、自民党候補より3か月早い去年12月に、立候補を表明しました。

参政・新 竹下博善さん
「私今、仕事をしながらですのでやっぱりやれることが限られております。SNSの発信、そして、1回でも多く街頭に出る。これを徹底していくという考えです」

街頭演説で特に力を入れるのは、教育に対しての思いです。

参政・新 竹下博善さん
「皆さん、長野県の子どもの若者の自殺率、これが日本で二番目に高いということを皆さんはご存知でしょうか?若者の死因の60%が自殺ですよ。生きづらいんじゃないですか。学校にも家庭にも居場所のない、 そんな子どもたちがいるんじゃないでしょうか。私はそんな子どもたちの気持ちがよくわかるんですよ。自己肯定感がものすごく低かったんです。そんな状態ですから私は高校を中退しています。元不良でしたというやつです」

竹下さんは、母親の涙をきっかけに、心を入れ替えて仕事に就きましたが、そこで待ち受けていたのは、自身を認められない自分でした。

「私は今のこの学歴だとか、職業で人を判断するような、こういった状況を終わりにしたいと思っています。もっといろんな背景を持った人が自分の力を発揮できる、そういう社会を作りたいと、そういうふうに思っています。投票したい政党がないから。ゼロから作ったのが参政党です。今までの既存の政党にいくら期待してもダメだった人たち。それで興味関心をなくしてしまった、そんな人たちが多いんじゃないでしょうか」

今年の夏に迫る、参議院選挙。

早くも熱い戦いが始まっています。

最終更新日:2025年3月7日 20:23