「パルコを通して東京を見ていた」2月末閉店 自身の原点は松本パルコ 地元出身の写真家による展示会
閉店まで2カ月を切った松本市の松本パルコ。
そのパルコが自身の「原点」だと語る地元出身の写真家がいま、写真展を開いています。
色鮮やかに切り取られた大町市の自然。
信州紬の掛け軸に仕立てた”写真”です。年末から松本パルコで開かれている「PARCO deMARCO」。松本市出身の写真家MARCOさんによる写真展で県内をはじめ、世界中で撮影した14作品が展示されています。
MARCOさん
「パルコが自分の原点のようなものになっているという話をさせてもらって」
MARCOさんが中学、高校時代を過ごした1990年代後半。松本パルコでさまざまな写真集に出会ったことが、写真に興味を持つきっかけでした。
MARCOさん
「毎日のように通っていて色々な刺激を受けて、パルコを通して東京を見ていた。東京にあこがれた、将来を描く材料をたくさんパルコでもらった」
高校卒業後に上京、蜷川実花さんに師事して2008年に写真家としてデビュー。現在、東京を拠点に活躍しています。
自身が影響を受けた松本パルコの閉店を知り、今回の写真展を企画しました。
MARCOさん
「私がパルコで受けてきた影響とか、刺激を与えられられる場所を作ってみたいなという思いで今回展示を作っていて」
年末年始にはMARCOさんが撮影した写真を画用紙に貼り付けて作品を作るワークショップも開かれました。
参加者は
「楽しい」
「子どもより夢中になっているかもしれない」
MARCOさん
「幅広い層の方がここで新しいカルチャー、いつもと違う刺激になるものをお見せ出来たらいいなと思って」
写真展は1月13日まで。
松本パルコは2月いっぱいで、その歴史に幕を下ろします。