除雪用機械の自動化を 少子高齢化で効率重視 凍結防止剤散布車は運転手1人で作業が可能に?! 技術を検証し実用化を目指す
除雪用機械の自動化を目指し、開発を進める県内の企業が21日、技術の検証を行いました。
長野市に本社を置く建設業の「フクザワコーポレーション」は2020年から凍結防止剤散布車などの自動化を目指し、実証実験を行っています。
少子高齢化が進む中、機械の自動化によって除雪を効率よく行う狙いがあります。散布車の場合、これまでは二人が乗り一人が運転を担当、もう一人が散布する量などを調整する役割を担っていました。
これを自動化した場合、散布する量などの調整は事前に専用のシステムに登録し、衛星を使って車両に飛ばすため運転手が一人で作業できるようになるということです。
システム部開発課 中村洋課長
「人口が少ない中でも除雪が滞ることなく行っていただけるのではないかというところを目指している」
この企業ではロータリー除雪車の自動化や除雪を安全にサポートする自動案内の開発も行っていて、今後、県内での実用化を目指しています。