12日は日差しが少なかったものの暖かな一日となりました。この陽気に誘われ、長野市では春を告げる花が咲き始めました。

稲葉キャスター
「標高580メートルの長野市七二会地区にやってきました。山の中ですが、寒くはなく、上着がなくても過ごせるほど。この暖かさで花を咲かせたのが、こちら！フクジュソウです」

空に向かって咲く、黄色いフクジュソウの花。

長野市七二会小坂では1ヘクタールの山の斜面におよそ5万株が群生しています。

現在、花を咲かせているのは1割ほど。例年より2週間遅い今月6日ごろから咲き始めました。

七二会地区住民自治協議会　水口敏弘さん
「突然（2月下旬～3月初旬に）雪が降って、それから低温が続いたのが相当響いたと思うんですね。ですから、雪解けになるまで全く出てこなかったですね」

緑の葉と黄色い花のコントラストは、３月下旬に見られそうだということです。

12日の県内は、南から暖かな空気が流れ込み、各地で気温が上がりました。長野で16.9度、上田で16.4度など4月中旬から3月中旬の陽気となりました。

13日は高気圧に覆われ中南部では12日よりも晴れ間があり、13日の最高気温は12日と同じか少し高くなる予想です。