【再出発】「ホテル大観」新体制で運営開始 新会社「つなぎ大観」に事業引き継ぐ 岩手・盛岡市
8月に破産を申請した盛岡市の温泉旅館「ホテル大観」の運営会社が東京の会社に事業を引き継ぎ11月1日、新体制のもと再スタートしました。
盛岡市繋の温泉旅館「ホテル大観」を運営する「株式会社大観」は、コロナ禍で経営が悪化して8月、東京地裁に破産手続きの開始を申し立て、事業を引き継ぐスポンサーを探していました。
スポンサーに選ばれたのは、東日本を中心に全国の温泉地でホテルや旅館を運営している東京の「伊東園ホテルズ」で、新会社「つなぎ大観」を立ち上げ新しい経営陣での運営をきょう、スタートさせました。
「伊東園ホテルズ」によりますと、岩手への進出はこれが初めてで、従業員およそ90人の雇用を維持したということです。
事業を引き継いだ理由については、「温泉の湧き出る量が豊富なことや泉質、立地、客室の雰囲気などに魅力を感じたため」としています。
「伊東園ホテルズ」は今後、集客に向けた施設のリニューアルや新たな宿泊プランの作成などを行っていく方針です。