【全国トップシェア】小学校で地元のアイガモを給食に 岩手・田野畑村
アイガモの生産に力を入れている岩手県田野畑村でこのほど、地元の子どもたちにアイガモの魅力を知ってもらおうという特別授業が行われました。
田野畑小学校で29日に行われた特別授業には5年生と6年生が出席し、田野畑村でアイガモを生産する企業「甘竹田野畑」の担当者が、アイガモの特徴や魅力を子どもたちに伝えました。
『甘竹田野畑』は、鶏肉の生産や加工を手掛ける大船渡市の『アマタケ』と田野畑村が共同で出資して設立した企業です。
田野畑村のアイガモは、自然由来のエサが与えられているほか、体が傷つかないよう、床にはもみ殻が敷かれ、1羽1羽、大切に育てられています。
田野畑村でフランス料理店を営むシェフの伊藤勝康さん。優れた料理人に贈られる「料理マスターズ」を受章したこともある一流シェフで、田野畑村のアイガモの魅力をこう語ります。
伊藤シェフ
「すごく食べやすいんじゃないかなと思うんですよ、 田野畑の鴨って。さっぱりした脂ですから、鍋物とか汁ものにはすごくいい」
児童たち
「いただきます」
授業が終わったあとは、田野畑村のアイガモを使った給食です。アイガモの出汁がしっかり効いたうどんに。鴨肉がたっぷり練りこまれたつみれハンバーグ。子どもたちも大満足のようです。
児童
「脂っこくもなく、脂が少ないわけでもなく、ちょどいいくらいの味でした」
「ふだん鴨の肉は食べないけど、美味しかったから家でも食べたい」
田野畑村 佐々木靖村長
「全国の生産数が128万羽。で、うちが45万羽で35パーセントのシェアがあるということでですね、市町村別の生産量では日本一だという事が分かりましたので、ぜひこれはもっともっとPRして広げていきたい」
田野畑村では、今後もイベントなどを通して、田野畑のアイガモをPRしていきたいとしています。