育成年代向けに開発された4v4(フォーヴイフォー)という新しいサッカーをご存知でしょうか。

　岩手県内のサッカー教室でもこの競技に取り組むチームが出てきています。

　「4v4」。
　
　文字通り4対4で戦うコンパクトサッカー。

　元日本代表の本田圭佑さんがサッカーに興味を持ち始めるU-10世代の全国大会が少ないことから立ち上げた子どもたちのための新しいサッカー大会です。

　そのサッカーは、超攻撃的！速い展開でスリリングです。

　「多く点が入るからおもしろいです」

　北上市と奥州市で、幼稚園児から小学6年生までの102人が在籍し、4つのカテゴリーで展開する「のびのびサッカー教室」。

　コミュニケーションを大切にしてサッカーを楽しむ個人育成型の指導法には定評があります。

のびのびサッカー教室 巴剛 代表
「スポ少に行きながら、うちでスキルアップしたいって言う風に考えて通ってる子だったり、あとはうち1本と言う子もいます。個の能力を引き上げてあげようと言うことで、しています」

　「まずドリブルから入って…」

　「のびのびサッカー教室」は岩手県内でいち早く4v4に取り組みはじめました。

　交代選手を含む5人を選抜してチームを編成。

　U-10に挑みました。

　のびのびサッカー教室 巴剛 代表
「子ども達にはもちろんいろんなことにチャレンジしてほしいって思いまして（近くの）秋田県でも（4v4の）大会があるよって情報が入ってきたので、じゃ出て楽しもうかってことで」

　4v4 U-10 チーム「のびサカ」。

　中心選手を紹介しましょう。

　ピッチ内外でチームを牽引する頼れるキャプテン高橋那弦（ないと）くん。

　高橋那弦くん
「たくさん点を決めて活躍できるサッカー選手になりたいです」

　田中陽葵（ひなた）くんは大事な勝負どころで点を決めきれるプレーヤー。

　田中陽葵（ひなた）くん
「みんなを喜ばせる選手になりたい」

　「のびサカ」の皆さんが取り組んでいる「4v4」のルールを紹介しましょう。

　まず、コートはフットサルと同じ。

　そして10分1本勝負です。

　「いっぱい点が入るから、逆転できるからおもしろい」

　より攻撃的な試合展開を実現するため、20秒以内にシュートをしなければいけないショットクロックなど、さまざまな独自のルールがあります。

　さらに…

　「場所によっては入る得点が違うからおもしろい。ペネルティエリア内だと3点でペナルティエリア外だと2点」

　「1対1とか、あとは少ない人数での試合になってくるので、当然考えなきゃいけないですし、こうゆう風に仕掛ければ点が取れるよ、取られないよという仕方で、子供たちの発想力がすごく大事にされてるルールなのかなと」

　「のびサカ」は、いよいよ試合に挑みます。

　去年の8月に行われたジャパンカップの予選ラウンド「GOLD RANK IN AKITA」に出場。

　準優勝するなど、ポイントを重ね、48チームが出場できる全国への切符を手にしました。

　そして去年暮れに行われた全国大会のジャパンカップでは、残念ながらグループステージで敗退したものの、3勝2敗1分と勝ち越しました。

　4v4の大会を通じ、多くのことを学んだようです。

　「全国大会（での経験）を生かして試合でたくさん勝ちたいです」

　「U-12の全国大会に出たいです。（Q、どう？このチームだったら）行けそう（Q、全国の目標を教えてください）優勝することです」

4v4の頂点を目指せ！