世界農業遺産「高千穂郷・椎葉山地域」と世界遺産「アンコールワット」がコラボ商品開発
世界農業遺産に認定されている「高千穂郷・椎葉山地域」と、カンボジアにあるユネスコ世界遺産がコラボレーションした新商品が開発されました。
互いの地域の特産物を活用した「ホット」な新商品とは!?
焼き畑や棚田など山間の地域ならではの農村文化が残る高千穂郷・椎葉山地域。
世界農業遺産に認定されてから今年で10周年を迎えます。
その節目の年に取り組むのが…。
(高千穂町 甲斐町長)
「世界遺産・アンコールワットとコラボ商品を作りました」
ユネスコの世界遺産に登録されているカンボジアのアンコールワットと連携して、新商品を開発・販売することになりました。
12日は、カンボジア観光省のヒュール・セイラ国務次官などが高千穂町を訪れ、今回開発した2商品を発表しました。
こちらは、諸塚村で生産された棚田米と国際的に評価の高いカンボジアの塩漬け胡椒のコラボ商品。
胡椒をご飯にかけたり混ぜ込んだりして、香り高い一品を味わうことができます。
もう一つは、農業遺産の地域で生産されたほうじ茶などとカンボジアのブラックペッパーを組み合わせた新感覚のお茶です。
(甲斐町長)
「体が温かくなりますね」
(セイラ国務次官)
「おいしい」
(世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会会長 甲斐宗之高千穂町長)
「我々もどんなものになるかと思っていましたが、大変おいしいものができたと思います」
(カンボジア王国観光省 ヒュール・セイラ国務次官)
「驚いています。味が素晴らしい。おいしい。このコラボレーションで、高千穂郷・椎葉山地域や宮崎県を訪れる観光客が増え、同時にカンボジアのアンコールワットを訪れる日本人が増えるでしょう」
2つのコラボ商品は、4月以降、宮崎空港で販売されるほか、今年7月に開港するカンボジアの国際空港でも販売されるということです。