にぎわい創出に期待 宮崎市広島通りの商業施設「HARОW」あす先行オープン
宮崎市の中心市街地のにぎわい創出を目指して建設が進む商業施設「HAROW」。23日に一部店舗が先行オープンします。
(早瀬純哉記者)
「白いコンテナをベースに作られた『HAROW広島通』。ご覧の通り、風通しのよい開放的な施設となっています」
(街の人)
「遊ぶところを決める中で、商業施設が増えるのはうれしい。おしゃれでいい感じです」
「今までの建物のイメージと違うので楽しみ」
高千穂通りと広島通りに面した2つの建物に分かれている「HAROW」。
今回、宮崎市制100周年にあわせて、南棟「HAROW広島通」の一部が先行オープンします。
(NTT都市開発 竹下あゆみさん)
「宮崎市としても、100周年イベントに力を入れられると伺っていたので、我々としても、当初から宮崎市のためになりたいという思いがあった」
23日は、県内で総菜やブリトーなどを提供する飲食店など8店舗がオープンします。
このうち、西都市から出店する「おはな惣菜店」は、西都の野菜をアピールできるチャンスと話します。
(おはな惣菜店 十川潤平さん)
「西都は野菜大国なので、常に鮮度が良い。西都の店は食堂だが、(街中向けに)ワンランク上のお弁当や総菜を作っていけたらと思う。今までいろんなところをキッチンカーで回っていたが、街中に固定店舗があった方が広めやすい」
これまで広島通りを支えてきた人もオープンを心待ちにしています。
(広島繁栄会 田中鏡一会長)
「みんなから「あんなところに店をだして大丈夫か」という立地だった。今は、空間が開いたことで青空も見えるし、風が吹いている」
こう話すのは、広島通りで38年間、飲食店を営んできた田中さん。4年前にアミュプラザみやざきができ、通りににぎわいが少しずつ戻ってくる中で、「HAROW」には、大きな期待を寄せます。
(広島繁栄会 田中鏡一会長)
「ここにこういう店があったんだという認知にもつながる。集客にもつながる効果もあると思う。「これはお客さんが増える」とスタッフと話している」
また、今回、「HAROW広島通」のオープンにあわせ、低速電動バス「ぐるっぴー」の新しい停留所が追加されることになりました。
これまで若草通りからあみーろーどまでは、ノンストップで運行していましたが、中間地点に停留所ができることで利便性が高まります。
(宮崎市まちづくり課 日高和哉係長)
「宮崎市が進めるウォーカブルなまちづくりにもいい効果をきっと出してくれるだろうと期待している」
(NTT都市開発 竹下あゆみさん)
「みなさんがたくさんあいさつを交わして、コミュニケーションが増えるきっかけになるような施設にしたい」
来年春には、さらに8店舗が増え、北棟の「HAROW高千穂通」もオープン。さらなる街のにぎわいの創出に期待が高まります。