こちらは視聴者の方が7日に撮影し、投稿していただいた映像です。
空から光に包まれた物体が落ちてくるように見えます。
撮影者は隕石では…と話していますが、この物体の正体は何なのでしょうか？
7日午後5時20分ごろ、宮崎県高千穂町に住む男性が家に帰ったところ、先に見つけた家族から聞いて動画を撮影したそうです。
（撮影者）
「めっちゃゆっくり進んでいる！」
南の空に見えた光る物体その正体は何なのか？
都城市高崎町のたちばな天文台の岩穴口学芸員に聞きました。
（岩穴口学芸員）
「間違いなく飛行機です。」
「南の方に行くと見かけ上、落ちているように見えますけど、実際は落ちていないで移動しています。」
「（隕石なら）見えて数秒です。1秒とか2秒とか…」
その速度から隕石ではなく飛行機と話す専門家。
では、飛行機が光に包まれて見えたのはなぜでしょうか？
（岩穴口学芸員）
「夕暮れが赤づいてきている時間帯でしたので、太陽の光に反射している飛行機が赤くなり、かつ飛行機雲が茜色に染まっていたため、あのような形に見えたと思う。」
（児玉アナ）
「ただ私にはどうしても飛行機に見えないんですよね。」
そんな私に岩穴口さんが見せてくれたのが1枚の写真。
同じように光っていますが、よく見ると…
（岩穴口学芸員）
「エンジンの所から2本雲が引いてるのが分かるので、飛行機雲というのがわかりやすいと思います。」
こちらは別の日の同じ夕方の時間帯に撮影された飛行機の写真です。
今回は動画のため飛行機雲が鮮明に映っていないので「飛行機だと分かりにくかったのでは」ということでした。
隕石落下の瞬間ではありませんでしたが、岩穴口さんは、今回のような体験を通して空や天体に興味を持ってほしいと話します。
（岩穴口学芸員）
「いま一番惑星がきれいに見える時期ですので、夜空を見ていただいてゆっくりとお星さまを楽しんでいただけたらと思います。」
