荘内銀行の昨年度決算は「減収減益」 有価証券の配当金など減少が大きな要因
山形県鶴岡市に本店がある荘内銀行は「減収減益」となりました。荘内銀行は14日、昨年度の決算を発表し、保有する株式や債権などの有価証券から得られる利息配当金が減少したことが大きな要因としています。
荘内銀行単体の昨年度の決算は経常収益が前年度と比べて29億1600万円減少して214億6000万円となりました。また、当期純利益は9億7400万円減り6億5600万円となりました。保有する株式や債権などの有価証券から得られる利息配当金が減少したことが主な要因だとしています。
荘内銀行松田正彦頭取「有価証券の組み替えに軸足を置いて運営をしてきた。国内金利の上昇と国内株式相場の上昇にポジションを取ってきたが、残念ながら前年同期比で有価証券の評価損は拡大している」
荘内銀行単体の今年度通期の業績予想は保有する有価証券の構成を変えるなどし、経常利益を22億円、当期純利益を13億円と見込んでいます。一方、2026年度を予定している秋田市に本店がある北都銀行との合併について松田頭取は「合併に向けた準備委員会をことし2月に立ち上げ、協議を進めている」と説明しました。