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能登半島地震の発生を受けた防災対策やクマ対策など23議案上程 山形県議会が開会

2024年6月18日 17:28
能登半島地震の発生を受けた防災対策やクマ対策など23議案上程 山形県議会が開会

山形県議会6月定例会が18日開会し、能登半島地震の発生を受けた新たな防災対策や多発するクマの出没への対策などを盛り込んだ補正予算案などが上程されました。

開会した県議会6月定例会では、新たに3億6200万円を追加した補正予算案など合わせて23の議案が上程されました。
補正予算案の主な内容は、ことし1月に発生した能登半島地震を受け、ボランティアセンターなどの衛生環境を整えるための大型トイレカー1台の導入や市町村が避難所に暖房器具を整備する際の助成などが盛り込まれています。

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また、市街地でクマの目撃件数が増加していることを踏まえ、クマの移動ルートとなるやぶの刈り取りや、市町村がクマ出没対応訓練を行う際の支援などが盛り込まれました。
このほか、県立高校への3Dプリンターや高性能パソコンといったデジタル機器の整備や介護事業所の職員の負担を軽減するアシストスーツやタブレットの導入への助成なども行う方針です。県議会6月定例会は、7月5日までの18日間予定され、上程された補正予算案などは各常任委員会で審議されたのち、最終日に採決されます。