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バス後方の安全確認が不十分か 運転手を書類送検 山形県上山市の温泉街でのバスガイド死亡事故

2024年9月10日 12:27
バス後方の安全確認が不十分か 運転手を書類送検 山形県上山市の温泉街でのバスガイド死亡事故

山形県上山市の温泉街でことし6月、バスガイドの女性がバックしていたバスに挟まれて死亡した事故で、警察はバスの運転手を過失運転致死の疑いで書類送検しました。

この事故はことし6月、上山市新湯にある旅館の玄関口で、横付けしようとバックしていたバスを後方で誘導していたバスガイドの39歳の女性がバスと電柱の間に挟まれて死亡したものです。

警察は、当時バスを運転していた宮城県に住む69歳の男性を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しましたが、その後釈放し、容疑を過失運転致死に切り替え、任意で捜査を続けていました。

バス会社によりますと、バスには後方を確認できるバックモニターや運転席で外の音を聞くことができる集音マイクが搭載されていて、事故当時はいずれも正常に作動していたということです。これまでの警察の調べに対し、運転手の男性は「バックモニターなどを十分に確認していなかった」などと話していて、警察は運転手の男性がバス後方の安全確認を怠ったことが事故の原因とみて、10日までに過失運転致死の疑いで書類送検しました。