県内はことし例年にない暖冬となっています。山形市では1月の平均気温が「2.3度」で、記録が残る1890年以降、2020年と並んで過去最も高くなりました。他にも県内2つの地点で平均気温が過去最も高い1月となりました。

山形地方気象台によりますと、先月の平均気温で過去最高を更新したのは山形市と酒田市浜中、最上町向町の3地点です。

このうち、山形市は「2.3度」で、平年値より2.4度高く、1月の記録が残る1890年以降、暖冬だった2020年と並んで過去最も高くなりました。

同じく1月の平均気温が過去最高となった酒田市浜中は「4.1度」最上町向町は「1.0度」でした。また、酒田と新庄は2020年に次ぐ過去2番目の高さとなりました。

1月の気温が高かった要因について、気象台は、南米・チリ沖の海水温が平年より上がるエルニーニョ現象が去年の春から続いている影響で日本国内全般で気温が高くなっているためとしています。エルニーニョ現象はことしの春先まで続く見込みで、春先までは平年より高い気温となることが予想されています。