山形でラ・フランスの収穫始まる 天候による被害はあるものの 糖度の高い実が多く
山形の秋を代表する味覚・ラ・フランスの収穫作業が12日、天童市で始まりました。ことしは、霜被害や強風による落果の被害があったものの、高温が続いたため、糖度の高い実が多くなると期待されています。
天童市荒谷にある武田拓さんの30アールの園地です。こちらでは12日からラ・フランスの収穫が始まり秋晴れのもと、午前中から収穫作業にあたっていました。
武田 拓さん「霜の影響がこの辺はなかったので例年通り数はついている」
「JAてんどう」によりますと天童市内の園地では春先の霜被害の影響で着花が少なく、さらに、10月初めには、強風による落果もあったため、ことしは例年より収穫量が少ない見通しです。
JAてんどう販売部長・山口輝さん「園地によっても差があるが中には2割3割落果したという園地やほとんど影響なかった園地もあった。平均すると13%の被害があった」
また、実の大きさはことし夏の高温と少雨の影響で例年より1回りほど小玉だと言います。一方で…
ラ・フランス農家武田 拓さん「ことしのラ・フランスは夏の暑さの影響で糖度が高い。軸周りにしわが寄ってくるか押して柔らかさがあったら食べごろ。是非おいしいラ・フランスを食べてほしい」
県内のラ・フランスは販売開始の基準日を設けています。ことしは、冷蔵して予冷処理を行う主力品が10月27日から販売されます。