鶴岡市のワイナリーで新酒用ブドウの収穫始まる 雨の日が多かったものの対策とり香りが際立った実が
鶴岡市のワイナリーで新酒用のブドウの収穫が始まりました。この夏は生育に良くない雨の日が続きましたが、生産者の努力で香りが際立った実がなったということです。
鶴岡市羽黒町にある「エルサンワイナリー松ケ岡」の畑では17日からピノ・ノワールなど赤ワイン用のブドウの収穫が始まりました。
エルサンワイナリー松ケ岡 川島 旭さん「ことしは雨がすごく多くて大変な年だったがなんとかジューシーなみずみずしいブドウがとれました」
ことしの夏は、鶴岡市は雨の日が多く、ブドウの栽培に適さない天候が続きました。赤ワイン用にブドウを4品種育てているこのワイナリーでは栽培するブドウの量を例年の7割程度に抑えて生育に必要な栄養を行き渡らせる対策をとりました。
川島さん「たくさんとるのではなくて良質なブドウを少量だけとろうというのを目的に対策したので一房一房が生命力あふれたジューシーなブドウになりました」
こうした努力が実り、ことしのブドウは香りが際立った仕上がりになったということです。
「なんとも言えないきれいな香りだね。野イチゴとかラズベリーとかに似た搾りたてのぎゅっと搾ったフレッシュさ凄い感じる香りがすごくエレガント。おいしいヌーボーになると思います」
「エルサンワイナリー松ケ岡」は18日から新酒のワインづくりを始め、11月3日から発売する予定です。