山形県内24時間予想降雪量 6日午後6時まで平地で40センチ 7日午後6時まで平地で50センチ
山形県内は5日、この冬一番の寒気が上空に流れ込んだ影響などで各地で雪が降り続いています。
山形地方気象台によりますと、強い冬型の気圧配置や5日午後から東北上空にこの冬一番の寒気が流れ込んだ影響で、庄内は雪を伴った西寄りの非常に強い風が吹き、大荒れや大しけとなっています。
5日に観測された瞬間最大風速は午後4時現在、酒田市飛島で32.2メートル、鶴岡市鼠ヶ関で26.3メートルとなっています。6日も暴風雪や高波となる見込みで、あす庄内で予想される最大瞬間風速は、海上・陸上ともに30メートル、波の高さは6メートルです。
気象台によりますと、「ドカ雪」をもたらすことで知られる日本海寒帯気団収束帯・JPCZが北陸から北上し、雪雲が県内の広い範囲を覆い、各地で雪が降り続いています。
午後4時までの24時間降雪量は、尾花沢で48センチ、大蔵村肘折で35センチ、米沢で26センチ、山形で14センチとなっています。
朝の山形市では雪片付けに追われる市民の姿がみられました。
美容院の女性「自分が庄内出身で、庄内は風が強いのでふぶいて前が見えなくならないか心配」
男性「もうたくさんですね」「あしたもあさっても降るみたいなので、きれいにしておかないとまた積もるので。」
強風や大雪によって交通にも影響が出ています。庄内空港発着の東京便は庄内始発の1便を除き、最終便まで欠航となったほか、6日も午前7時10分庄内発の1便が欠航します。また、JR米坂線は米沢ー今泉間の上下線で午後3時40分以降の運転を見合わせました。一方、山形新幹線は6日、通常運転を予定していますが遅れや運休が発生する場合があるとしています。
6日午後6時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で、山沿いは60センチ、平地は40センチです。大雪は5日夜いったんピークを迎えますが、その後、7日から8日にかけて再び強い寒気が上空に流れ込み、降雪が増える見込みです。7日午後6時までに予想される24時間降雪量は山沿いが70センチ、平地が50センチとなっていて、その後も8日まで同じ規模の降雪が予想されています。