山形県産大豆にシャインマスカット 山形のクラフトビールを全国に 普及協会設立
山形のクラフトビールを全国に発信しようと、県内の製造メーカーが共同で「県クラフトビール普及協会」を設立しました。個性豊かな県産クラフトビールの消費拡大を目指します。
ずらりと並んだ、種類豊富なクラフトビール。すべて、県内のメーカーが作ったビールです。
4月1日、県内のクラフトビールメーカー7社が共同で「県クラフトビール普及協会」を設立しました。23日は、メーカーの代表者が集まり、協会設立を発表しました。
県クラフトビール普及会 設楽靖会長(月山ビール)「醸造技術や品質の向上など統一的に底上げが出来ればいい。居酒屋などで『まずビール』から始まると思うが、名前を言ってここのビールとなってもらえればいい」
クラフトビールの認知度のアップも目的の1つで、ビール市場の現状についても報告されました。
県クラフトビール普及会佐藤太一副会長(TENDOBREWERY)「茶色の棒グラフがビール類全般の市場。赤線の棒グラフ、クラフトビールを見ると右肩上がりを続けて、コロナ禍以降は飛躍的に伸びている」
現在、クラフトビールメーカーは、県内に7社。それぞれ、県産品などを使った個性豊かなクラフトビールを製造しています。この日は、自慢のクラフトビールを持ち寄り、試飲会も開かれました。
米沢市の米沢ジャックスブルワリーのゴールデンエールです。
佐塚崇恭アナウンサー「おいしい、甘みが爽やかで後味すっきりです」
米沢ジャックスブルワリー槙山秀都代表「柑橘系の香りがするホップを使っている」
Brewlab.108加藤克明代表「(こちらはどんなビール?)味噌を使ったビールです。県産の大豆を使った山形産の味噌です
佐塚崇恭アナウンサー「最初の口当たりが味噌、まろやかな味噌の甘味、後味に味噌の深みが残る感じ」
ほかにも、県産のシャインマスカットに白ワイン酵母を使ったピルスナーなど山形の味を楽しめるクラフトビールの普及を目指します。
県クラフトビール普及会設楽靖会長(月山ビール)「野菜や果物など地域の特産品を広められるツールになればと思う」
普及協会では、それぞれの醸造所の見学やイベントでの出店も計画しているということです。