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コンセプトは「山形フルーツフロンティア」 県産フルーツの情報発信拠点施設 基本計画案示す

2024年1月23日 18:25
コンセプトは「山形フルーツフロンティア」 県産フルーツの情報発信拠点施設 基本計画案示す

山形県が寒河江市に整備を進めている県産フルーツの情報発信拠点施設の基本計画案が23日、示されました。整備費用は最大で20億円と見込まれています。

県は県産フルーツの情報発信の場として、寒河江市の最上川ふるさと総合公園に「フルーツ・ステーション」の整備を進めています。県議会農林水産常任委員会で、県側は民間事業者からの意見などを踏まえて作成した施設の基本計画案を示しました。

農林水産部地主徹部長「コンセプトには山形からフルーツの未来を切り開くための拠点という意味を込めて山形フルーツ・フロンティアを掲げる」

施設の目玉は、県産フルーツの歴史を学び、フルーツの加工品や料理を体験できるキッチンスタジオを設置した学習・体験拠点です。このほか、屋外のイベント広場などを新たに整備する予定で、いずれも県が整備費用を負担します。このほか、民間事業者が参入し、フルーツを使った料理を提供する宿泊施設を併設したレストランを整備する予定です。
整備費用は最大で20億円と想定していて、民間事業者の参入や国の交付金を活用し、県の負担分は9億円程度と見込んでいます。
この施設の整備を巡っては、おととしの県議会で、議論が尽くされていないなどの反対意見が相次ぎ、当初想定していた2024年度の開館が白紙となりました。県は、今年度中に基本計画を取りまとめ、2026年度の開館を予定しています。