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酒田市の女子中学生自殺から4年 再調査委員会これまで42回の会合 調査報告書の公表は3月以降に

2025年2月12日 16:54
酒田市の女子中学生自殺から4年 再調査委員会これまで42回の会合 調査報告書の公表は3月以降に

2021年に酒田市立第一中学校で女子生徒が自殺して12日で丸4年が経過しました。この問題を巡って、酒田市は再調査委員会をこれまでに42回にわたって開催し、現在も調査報告書の内容について検討が続いています。

この問題は、4年前の2021年2月12日、酒田一中で当時1年の女子生徒が自殺したものです。
当初、市の教育委員会に常設されている第三者委員会がいじめと自殺の因果関係について調査し、2022年3月に報告書をまとめました。
しかし、「内容が不十分」とした遺族の意向などを踏まえ、2022年10月に県外の弁護士などで構成する市長直轄の再調査委員会が改めて調査を始めました。
女子生徒の遺族や関係者への聞き取りを含め2月5日までに42回の会合を開き、現在、新たな報告書の最終案および報告書の公表版の内容について議論を重ねています。酒田市の矢口明子市長は、2月3日の定例会見で、再調査の進捗状況について語りました。

矢口明子酒田市長「再調査委員会の報告書案の内容についてご遺族の側に説明しそれに対して再調査委員会にご遺族から提出された意見書の内容を踏まえて、現在、再調査委員会で報告書の最終案と公表版の内容について検討している段階。今後、その内容について再度ご遺族の方に説明し最終的に確定させていくことになる」

矢口市長によりますと、再調査委員会の報告書については確定に向けて詰めの段階に入っているとみられます。
一方、市は現時点で再調査委員会による報告書の提出と報告書の公表の時期については「早くても3月以降」としていて具体的な日程については明言していません。
また、女子生徒の命日に合わせた矢口市長と遺族との面会については「面会の有無」も含めて非公表としています。

最終更新日:2025年2月12日 19:24