東日本大震災から13年 山形市で千年和鐘鳴らし犠牲者を追悼 今も400人が避難生活
東日本大震災の発生かで13年です。現在、福島県などから避難したおよそ400人が生活を送る山形市では、犠牲者を追悼し、震災からの復興を願う式典が行われました。
山形市役所で11日午後行われた東日本大震災の追悼・復興祈願式には、当時、原発事故などに伴い市内に避難し、現在も生活している人などおよそ70人が出席しました。式では、震災が発生した午後2時46分に合わせて「千年和鐘」を鳴らし祈りを捧げました。
山形市在住(福島県南相馬市から避難)「山形に来てみんなに親切にしてもらって、それでもやっぱり、自分の故郷には帰りたい」
こちらの親子は、震災5日後に福島県南相馬市から山形市に避難。およそ3か月後に南相馬市に戻りました。山形の人に感謝の思いを示したいと毎年、山形市の追悼式に参加しているといいます。
(南相馬市在住13年の月日はどう感じますか?)「まだ13年かとももう13年経ったのかとも思う」
いま伝えたい思いは。
南相馬市在住「絶対我が身には災害が来ないと考えちゃダメ。ここは山形だから、ここは秋田だから、自分のところには災害は来ないってことは、少しも考えちゃいけない」
山形市には、ピーク時の2011年12月に5854人が避難し、3月1日現在、396人が生活を送っています。参加者たちは、鐘を付いて犠牲者を追悼し東北の復興を祈願していました。