学校のお知らせ「紙」配布やめ「ウェブ」で公開へ 現場の負担も軽減 山梨・北杜
小中学校で配布する行事などのお知らせについて、北杜市は10月から紙による配布をとりやめウェブ上で公開します。
お知らせを紙からウェブでの公開に切り替えるのは、北杜市内の18の小学校です。市によりますと、学校でのお知らせの配布は毎日約2~3種類、夏休みなどの長期休みが近づくと10種類以上となることもあります。多い時には1日で計3万枚近い紙が使われてきたということです。
北杜市教育委員会 清水英臣さん
「これが1校分。これを学校に持って帰ってもらって、児童生徒に配る形になる」
学校現場でも紙での配布は大きな負担となっていました。
北杜市校長会 渡部一司 会長
「配布するのに時間がかかったりとか、ちょっと負担になるとの声も聞いたり。われわれ管理職も感じることなので、なんとかしてあげたいなと思ったり。学級担任の負担が少しでも減って、子どもたち一人ひとりに目を向ける時間が確保できることが願いとしてある」
「お知らせ」が公開されている特設サイトは市民もアクセスでき、月に2回ほどまとめて配信する予定だということです。また今回、対象にしている文書は市などからの行事のお知らせのみで、校内で発行する学校だよりなどについては各校の判断に任せるとしています。