富士河口湖町「宿泊税」導入を検討 早ければ2年後 月内に作業部会設置 山梨県
富士河口湖町は町内の宿泊施設に泊まった人から徴収する宿泊税の導入に向け、5月中にも作業部会を立ち上げることを決めました。
町によりますと、宿泊税の導入は町内のホテルや旅館に宿泊した人から徴収することを想定し、5月中にも職員15人でつくる作業部会を立ち上げます。
作業部会では先行して導入している自治体の事例を調査しながら、徴収金額や徴収方法のほか導入に向けたスケジュール調整を行うということです。
また、町では有識者を交えた委員会の設置も検討していて、導入時期については早ければ2年後を目指すとしています。
富士河口湖町をはじめ富士北麓地域では多くの観光客が訪れ住民の生活に悪影響を及ぼす「オーバーツーリズム」が問題となっています。
町の人口が減少する中、町は増加の一途をたどる観光客にも税を負担してもらいたいとしています。
また、宿泊税をめぐっては富士吉田市も導入に向け検討を進めていて、地域一帯で導入する可能性もあるということです。