「子どものよう」87歳と96歳が育てたハナショウブ見頃 600株が休耕田に彩り 山梨・早川町
日本一人口の少ない町・早川町で12日、集落の休耕田を彩るハナショウブが見頃を迎えています。
早川町京ヶ島の集落の休耕田で、地域住民が大切に育てたハナショウブ。
毎年この時期になると、ハナショウブの花を目当てに県内外から訪れる人も多いといいます
訪れた人は
「きれいですね、気持ちが癒やされました。ずっと来たかったんです」
花を世話するのは、この集落に長年暮らす笠井一二三さん(87)と斉藤嘉一さん(96)の2人です。
斉藤嘉一さん
「(花は)自分じゃ好きじゃなかっ たけど誘われちゃって。今は好きだね」
笠井一二三さん
「2階から見るとなんとも言えない気持ち。自分で育てた子どものようで」
田植えをしなくなった田んぼがもったいないと、花を植えることにしたのは約30年前。
それ以来、2人は春になると朝5時から 花の手入れを欠かさず行ってきたといいます。
最初は10株だったハナショウブは600株に増えました。
ハナショウブの花は来週いっぱい楽しめるということです。