台風7号 県内で雨の峠越える引き続き強風などに注意を 倒木に列車が衝突も 山梨県
非常に強い台風7号は16日夕方、県内に最接近しています。雨の峠はすでに越えましたが、引き続き強風や落雷、竜巻などの突風に注意が必要です。
台風7号は16日午後4時現在、千葉県銚子市の南南東約170キロにあり、1時間に15キロの速さで北北東に進んでいます。
県内は東部を中心に雨が降り、降り始めから午後4時までの雨量は上野原と河口湖で36.5ミリ、大月で33.0ミリなどとなっています。
台風の影響で3つの市が避難所を開設し、上野原市で1人が自主避難しました。
一方、最大瞬間風速13.1メートルの風が吹いた北杜市大泉では、JR小海線の甲斐大泉~清里駅間で列車が倒木と衝突し、上下線6本が運休しました。
駅の利用者は
「学校の寮から帰るだけの日程だった。早く復旧してほしいです。子どもたちを早く家に届けたい。親御さんも心配しているので」
乗っていた乗客15人にけがはありませんでしたが、復旧までの約3時間にわたり列車内で待機を余儀なくされました。
また、JR身延線は16日午後、列車が倒れた竹に接触して一時運転を見合わせましたが、復旧しています。
イベント関係では河口湖での灯篭流しが中止となったほか、韮崎市が花火大会を17日に延期しました。
甲府地方気象台によりますと、雨の峠は越えたものの、台風7号は16日夕方、県内に最も接近していて、引き続き強風や落雷、竜巻などの突風に注意が必要です。
一方、17日は暑さが戻り、甲府の最高気温は38℃と予想されています。